電気代が高い原因と安くする方法|平均額・プラン・使い方から順番に見直すガイド

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。記載のサービス内容や特典は変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

電気代が高い原因と安くする方法|平均額・プラン・使い方から順番に見直すガイド

電力会社の選び方、ライフスタイル別の判断軸、そして「乗り換えない方が得な人」までを冷静に整理しました。

⚡ 光熱費|電気代の見直し
この記事はこんな方にお届けします
  • 電気代の請求書を見て「先月より高い」と感じている方
  • 電力会社の乗り換えを検討しているが、何から始めればいいか分からない方
  • 新電力に乗り換えて損をしないか不安な方
  • 家計の固定費を整えて、暮らしに余裕を作りたい方
💡 先に結論|電気代の見直しは「自分が乗り換えるべきか」から判断する

電気代を安くする方法は大きく分けて3つあります。ただし、全員が乗り換えるべきではないことを、最初にお伝えしておきます。

  • 使用量が多い世帯(目安として月300kWh以上) → 条件が合えば、新電力への乗り換えで月数百円〜数千円程度の差が出るケースも見られます(実際の金額は使用量や契約プランによって異なります)
  • SoftBank(ソフトバンク)・ワイモバイルユーザー → セット割で通信費もまとめて節約
  • ドコモのスマホ・dカードユーザー → dポイント還元で実質的に得しやすい
  • 使用量が少ない・オール電化の旧プラン契約者 → 乗り換えない方が得なケースが多い
  • 東日本(アンペア制エリア)で契約アンペアが大きすぎる方 → アンペア落としで年間数千円節約も

ただし、これはあくまで判断の目安です。実際にはお住まいのエリア(東日本のアンペア制か、西日本の最低料金制か)・使用量・契約プランによって最適な答えが変わります。本記事では、電気代が高くなる原因から、エリア別の料金構造、乗り換えの判断軸、そして「乗り換えない方が得な人」までを順番に整理します。「自分が対象かどうか」だけでも確認しておくと、知らずに割高な契約を続けてしまうリスクを減らせます。

ここまで読んで、次の2つに当てはまる方は、一度だけでも料金差を確認しておくと判断しやすくなります。
月300kWh以上使っている(あくまで目安です)
オール電化ではない

※すぐ比較したい方は、このあとライフスタイル別のサービスをまとめています。

「どれを選べばいいか分からない」という方は、まず2つの軸で考えると整理しやすくなります。1つは「電気料金そのものを見直す」軸、もう1つは「すでに使っている経済圏に合わせる」軸です。最適なプランはお住まいのエリア・契約状況で変わるため、シミュレーションで確認するのが確実です。
① 料金・仕組みで選ぶ

まずは電気料金そのものを見直したい方向けです。固定単価型の新電力や、複数社をまとめて比較できるサービスから選べます。

👆 横にスクロールで確認できます

新電力
オクトパスエナジー

英国発・東京ガスとの合弁会社が運営

基本料金0円のプランや再エネ100%プランから選べる新電力。目安として月300kWh以上使う世帯で料金メリットが出やすく、解約金・縛りなしです。

→ 月300kWh以上使う世帯向け

公式サイトを見る
詳しく見る
比較サービス
エネチェンジ

電力会社の比較サイト・キャッシュバック特典あり

郵便番号と使用量を入れるだけで対応エリアの電力会社を一覧比較できます。複数社を自分で見比べたい方向けです。

→ 複数社を比較して選びたい方向け

公式サイトを見る
詳しく見る
② 経済圏から選ぶ

すでに使っているスマホやポイントサービスがあるなら、同じ経済圏の電気プランを選ぶ方法もあります。ポイント還元や請求のまとめやすさも確認してみてください。

👆 横にスクロールで4社を比較できます

ドコモ経済圏
ドコモでんき

NTTドコモ運営・dポイント還元

dポイント還元とスマホセット割が魅力。還元率はプラン・エリア・支払い方法により異なるため、最大値だけで判断せず公式条件を確認してください。解約金・縛りなしです。

→ ドコモのスマホ・dカードを使う世帯向け

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SoftBank経済圏
おうちでんき

SoftBank・ワイモバイルユーザー向け

通信1回線につき月110円割引(最大10回線)。家族で使うほどお得感が出ます。契約期間・解約金は地域・時期で異なるため公式で確認を。

→ SoftBank・ワイモバイルを家族で使う世帯向け

公式サイトを見る
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au経済圏
auでんき

KDDI運営・Pontaポイント還元

使用量に応じてPontaポイントが還元されます。au・UQ mobileユーザーなら、通信契約とあわせて確認しやすい場合があります。

→ au・UQ mobileを使う世帯向け

公式サイトを見る
詳しく見る
楽天経済圏
楽天でんき

楽天エナジー運営・楽天ポイント還元

基本料金0円・一律単価で楽天ポイントが貯まる・使えます。市場価格の影響を受ける要素がある点は理解して選ぶと安心です。

→ 楽天経済圏でポイントを集約する世帯向け

公式サイトを見る
詳しく見る

各社の詳しい仕組み・選び方は、それぞれの「詳しく見る」から確認できます。お得になるかはエリア・使用量・契約状況で変わるため、解説を読んでから判断するのが確実です。

家庭科パパです。電気代が上がり続ける今、「うちも乗り換えた方がいいのかな」と迷っている方は多いと思います。

結論から言うと、電気代の見直しは「自分のライフスタイルと使用量、お住まいのエリア」を把握することから始まります。同じ電力会社でも、3人家族と一人暮らしでは最適な選択が違います。さらに、関東と関西では料金プランの構造そのものが違うので、「乗り換えで得する人」と「乗り換えで損する人」が分かれるポイントも変わってきます。

本記事では、家庭科パパ自身の経験(マイホームに太陽光発電を導入した話などを含む)を踏まえながら、電気代を安くする現実的な選択肢を整理します。「乗り換えない方が得な方」もいることを含めて、正直にお伝えしていきます。

読み進める前に:電気代の仕組みは地域によって大きく異なります。東日本(北海道・東北・東京・中部・北陸)は契約アンペアごとに基本料金が決まる「アンペア制」、西日本(関西・中国・四国・沖縄)は一定使用量まで定額の「最低料金制」が採用されています。本記事ではその違いも踏まえて解説していますが、ご自身の地域の料金体系を前提に読み進めると、自分のケースに当てはめやすくなります。
目次

電気代が高くなる4つの原因

「最近、電気代が高い気がする」と感じる原因は、大きく4つに整理できます。順番に確認していきましょう。

原因① 燃料費調整額の高騰

電気代の請求書には「燃料費調整額」という項目があります。これは、火力発電に使う原油・LNG・石炭などの燃料価格が変動した分を、電気代に反映する仕組みです。

2022年以降、ウクライナ情勢や為替の影響で燃料価格が高騰し、燃料費調整額が大きくなる時期が続きました。同じ使用量でも、調整額の上昇だけで月数千円単位で電気代が変わることもあります。

重要ポイント:規制料金(従量電灯Aや従量電灯B)には燃料費調整額に上限が設定されており、燃料価格が大きく上昇しても上限以上は転嫁されません。一方、新電力の多くと大手電力の自由料金プラン(東京電力スタンダードSなど)には上限がない場合が多く、燃料高騰時に規制料金より高くなる「逆転現象」が発生することがあります。
原因② 再エネ賦課金の上昇

再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)は、太陽光発電などの再エネ普及のために、すべての電気利用者が使用量に応じて負担している費用です。

2026年5月分から2027年4月分の単価は1kWhあたり4.18円(税込)で、前年度の3.98円から0.2円引き上げられ、初めて4円を超えました。たとえば月400kWh使う4人家族の場合、再エネ賦課金だけで月1,672円(年間約20,000円)を負担している計算になります。再エネ賦課金は全国一律で、電力会社を変えても変わらないため、「乗り換えで安くなる部分」と「乗り換えても安くならない部分」があることを押さえておきましょう。

出典:経済産業省資源エネルギー庁発表(2026年3月19日)。最新情報は公式サイトでご確認ください。

原因③ 旧プランから自由料金プランに自動で切り替えられた

2016年の電力自由化以降、大手電力会社も新しい料金プラン(自由料金)を続々と導入しています。たとえば東京電力エリアでは「従量電灯B」が規制料金、「スタンダードS」が自由料金プランです。

引っ越しや契約変更のタイミングで、知らないうちに自由料金プランに切り替わっているケースもあります。自由料金プランは燃料費調整額に上限がないため、燃料高騰時には規制料金より高くなることがあります。

原因④ 使用量が増えている

在宅勤務の定着、家族構成の変化、家電の老朽化(古いエアコンや冷蔵庫は消費電力が大きい)など、電気の使用量そのものが増えていることも原因の一つです。

総務省統計局の家計調査をもとにした目安では、一人暮らしで月平均10,000円前後、二人暮らしで12,000円前後、3〜4人家族で15,000〜18,000円前後とされています(2025年データ・地域や季節で変動あり)。検針票やマイページで、過去1年の使用量を確認してみてください。前年同月と比べて使用量が増えている場合は、料金プランの見直しと並行して、使い方の見直しもあわせて検討するとよいでしょう。

出典:総務省統計局「家計調査・家計収支編」(2025年実績)を参考に整理。地域・住居形態・季節により実際の金額は異なります。

整理:電気代が高くなる原因は「燃料費」「再エネ賦課金」「プラン」「使用量」の4つ。電力会社の乗り換えで安くなるのは主に「電力量料金単価」と「基本料金(または最低料金)」の部分です。再エネ賦課金は全国原則共通ですが、燃料費調整額は会社やプランによって異なります(上限の有無も会社・プランで違います)。

電気代を安くする5つのステップ

電気代を安くするときは、いきなり比較サイトに飛び込むのではなく、順番に整理していくのが近道です。家庭科パパが実際にやってきた手順を、5つのSTEPに分けて紹介します。

STEP 1|検針票で現状を把握する

まず最初にやるべきは、「自分がいくら電気を使っているか」を把握することです。

電力会社のマイページや、毎月届く検針票には、以下の情報が記載されています。

  • 契約アンペア数または契約容量(kVA)
  • 月の使用量(kWh)
  • 基本料金または最低料金・電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金の内訳
  • 現在の料金プラン名

世帯人数別の月の電気使用量の目安は、一人暮らしで月150kWh前後、3人家族で月330kWh前後、4人家族で月370kWh前後とされています(各種調査の傾向値)。自分の使用量がこれより多いか少ないかで、選ぶべきプランが変わります。

電気代が高くなりやすい人の特徴チェック

以下の項目に当てはまるものが多い方は、見直しの余地があります。

  • 東日本(アンペア制エリア)で契約アンペアが家族の使い方より大きすぎる
  • 引越しや契約変更で自由料金プランに切り替わったまま放置している
  • 月使用量が300kWh以上(3人家族以上の世帯)
  • SoftBank・ワイモバイル・ドコモ・auのいずれかを利用しているが通信×電気のセット割を活用していない
  • 古いエアコン・冷蔵庫(10年以上)を使い続けている

当てはまる項目が3つ以上ある方は、後述のSTEP2以降の手順で順番に見直していくと効果が出やすい傾向です。

STEP 2|お住まいのエリアと現在のプランを確認する

ここが本記事で特に重要なポイントです。実は、お住まいのエリアによって電気料金プランの構造そのものが違います。

東日本のエリア:アンペア制(基本料金型)

北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力エリアは「アンペア制」です。契約アンペア数(10A・15A・20A・30A・40A・50A・60A)に応じて毎月の基本料金が決まり、これに使用量に応じた電力量料金が加算されます。

たとえば東京電力の従量電灯Bは、10Aあたり311円75銭(税込)が基本料金です。30A契約なら月935円25銭、60A契約なら月1,870円50銭が、電気を使っていなくても発生します。

西日本のエリア:最低料金制(従量電灯A型)

関西電力・中国電力・四国電力・沖縄電力エリアは「最低料金制」です。契約アンペア数による基本料金がなく、代わりに「最低料金」が設定されています。一定使用量(おおむね15kWh前後)までは最低料金に含まれていて、それを超えた分について段階的に電力量料金が加算されます。

このため、西日本では「アンペア落とし」では基本料金を下げることができません。代わりに、使用量別の単価設定とプラン選択が節約のカギになります。

九州電力エリアはやや異なる料金体系

九州電力エリアは、従量電灯Bではアンペア別の基本料金、プランによっては契約容量(kVA)別になっているものもあり、他エリアとはやや異なる料金体系です。

規制料金と自由料金の違い

大手電力会社の家庭向けプランは大きく2種類あります。

  • 規制料金(東京電力の従量電灯Bや関西電力の従量電灯Aなど):電力自由化以前からあるプラン。燃料費調整額に上限あり。
  • 自由料金(東京電力のスタンダードSや関西電力のなっトクでんきなど):電力自由化以降に登場したプラン。燃料費調整額に上限がない場合が多い。

新電力も基本的には自由料金に分類されますが、燃料費調整額や市場連動調整の仕組みは事業者・プランごとに異なります。上限の有無や調整方法は、必ず各社の公式条件で確認してください。

STEP 3|ライフスタイル別の判断軸を決める

料金プランの数は膨大で、すべてを比較するのは現実的ではありません。次の3つの判断軸で候補を絞り込みます。

判断軸1|世帯人数と使用量

使用量が多い世帯ほど、新電力への乗り換えで節約効果が大きくなる傾向があります。逆に使用量が少ない世帯は、節約額が小さく、解約金などのコストの方が上回ることもあります。まずは自分の世帯がどちら寄りかを把握しておきましょう。

判断軸2|通信キャリアとのセット割

大手通信キャリア(ドコモ・SoftBank・au・楽天など)には、それぞれ電気とのセット割やポイント還元が用意されています。電気代単独では大きく変わらなくても、通信費とまとめて家計が軽くなる場合があります。自分が使っているキャリアに対応する電気プランがあるかを確認しておくとよいでしょう(具体的なサービスは後半で整理します)。

判断軸3|オール電化かどうか

オール電化住宅の方は要注意です。「電化上手」(東京電力)、「はぴeタイム」(関西電力)など旧オール電化プランは、新規受付を停止しているケースが多く、深夜・休日の単価が現行プランよりも低く設定されているのが特徴です。一度解約すると同じプランには戻れず、新プランや新電力に乗り換えると、シミュレーション上は電気代が高くなるケースが多いとされています。

電気代は毎月発生する固定費のため、年間で見ると数千円〜数万円単位の差になることもあります。1年に1回でも料金プランを見直す習慣があると、知らずに割高な契約を続けてしまうリスクを減らせます。

STEP 4|候補会社を絞り込む

判断軸が決まったら、候補となる電力会社を2〜3社に絞り込みます。比較するときは、以下の項目を必ずチェックしてください。

  • 基本料金または最低料金(月の固定費)
  • 電力量料金単価(使用量に応じた料金)
  • 燃料費調整額の上限有無
  • 解約金・契約期間の縛り
  • セット割・キャンペーンの内容

シミュレーションツールは各電力会社の公式サイトに用意されています。郵便番号と現在の使用量を入力するだけで、年間の見込み料金が分かります。

STEP 5|申込・切替手続き

乗り換え先が決まったら、新しい電力会社の公式サイトから申込みます。

切替手続きはWeb申込で完結することが多く、現在の電力会社への解約連絡は新会社が代行してくれます(原則として自分で手続きする必要はありません)。

工事や立ち会いも基本的に不要で、スマートメーターが設置されていれば、申込から切替完了まで2週間〜1ヶ月程度です。

「比較は分かったけど、結局どこが自分に合うの?」と感じた方は、後半でライフスタイル別にサービスを整理しています。先に候補を見ておくと、自分の判断軸がさらに明確になります。
🏠 家庭科パパの実体験

我が家はマイホームを建てたタイミングで太陽光発電を導入しました。当時はFIT(固定価格買取制度)の買取単価が高く、売電で導入費用の元が取れる見込みがあったから、という理由です。儲けるためというより、家計の自衛策として入れた、という感覚に近いです。

10年が経ってFIT期間が終わった後は、買う電気は高いのに、自分が売る電気は数倍安いという不公平な状況になります。電気代単体の節約だけでは難しい局面もありますが、その先の判断(蓄電池をどうするかなど)は蓄電池×ソーラーの選び方で詳しく書きます。

本記事を読んでいる賃貸や既存住宅の方は、まず電力会社の見直しから始めるのが現実的です。

乗り換える前に確認すべき2つの選択肢

電気代を見直す方法は、新電力への乗り換えだけではありません。「乗り換えなくても安くなる方法」と「乗り換えない方が得なケース」を先に確認しておくと、無駄な手間とリスクを避けられます。

関西電力エリアの方は、アンペア変更による節約ができないため、プラン単価と使用量のバランスで判断することが重要になります。後述する選択肢A(アンペア落とし)は東日本のアンペア制エリア向けの方法で、西日本(関西・中国・四国・沖縄)の最低料金制エリアでは効果が出ません。西日本にお住まいの方は、選択肢B以降の判断軸を中心に確認してください。

選択肢A:乗り換えなくてもできる節約「アンペア落とし」

電力会社を変えずに、契約を見直すだけで電気代を下げる方法があります。それが「アンペア落とし」です。北海道・東北・東京・中部・北陸の各電力会社エリアでは、契約アンペア数(10A・15A・20A・30A・40A・50A・60A)に応じて毎月の基本料金が決まります。アンペア数が大きいほど一度に使える電力量が増える代わりに、基本料金も高くなる仕組みです。

アンペアを落とすといくら安くなるか

東京電力の従量電灯Bを例にすると、10Aあたりの基本料金は311円75銭(税込)です。たとえば40A契約から30A契約に変更すると、月311円75銭(年間約3,741円)の節約になります。50A→40Aの場合も同様に月311円75銭の差です。

契約アンペア基本料金(月額・税込)30Aとの差
30A935円25銭基準
40A1,247円+311円75銭/月
50A1,558円75銭+623円50銭/月
60A1,870円50銭+935円25銭/月

出典:東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」料金表(2026年時点)。最新情報は公式サイトでご確認ください。

アンペア落としの注意点

アンペアを下げると、一度に使える電化製品の量が減ります。たとえば30A契約の場合、エアコン暖房(立ち上がり時20A)+電子レンジ(15A)+ドライヤー(12A)を同時に使うとブレーカーが落ちます。家族構成や生活時間帯によって、どの程度のアンペアが必要かを事前に確認することが大切です。

  • アンペア変更工事は原則無料、スマートメーターなら遠隔操作で即変更可能
  • アンペア変更は原則1年に1回まで(電力会社によって異なる)
  • 賃貸物件はオーナー・管理会社の許可が必要
  • 関西・中国・四国・沖縄の各電力会社エリアは最低料金制のため、アンペア落としは効果なし
注意:「電気代節約のためにアンペアを落としたい」と思っても、家電を同時に使う時間帯(夕食準備や朝の家事のピーク)で頻繁にブレーカーが落ちると、生活ストレスや家電への悪影響が出ることもあります。家族の人数や使う家電を冷静に確認してから判断するのが安心です。
選択肢B:【重要】乗り換えない方が得な人もいる

電力会社の比較記事では「乗り換えれば安くなる」と書かれがちですが、家庭科パパの立場で言えば、すべての人が乗り換えるべきではありません。乗り換えで損をする可能性が高いケースを、4つに分けて整理します。

注意:これから紹介するケースに当てはまる方は、まず現状維持を検討してください。「とりあえず乗り換える」がリスクの高い選択になることもあります。
ケース① オール電化の旧プラン契約者

東京電力の「電化上手」、関西電力の「はぴeタイム」など、過去に契約したオール電化プランを今も継続している方は、安易に乗り換えてはいけません。

これらの旧オール電化プランは、現在新規受付を停止しているケースが大半です。深夜・休日の電力量料金単価が現行プランより低く設定されているのが特徴で、一度解約すると同じプランには戻れません。

地方の電力会社にも、同じ性格の旧プランが今も残っている契約があります。四国電力の「電化Deナイト(季節別時間帯別電灯)」(2015年新規受付終了)、九州電力の「季時別電灯」「時間帯別電灯」(2016年新規受付終了)などです。明細書のプラン名を確認して、こうした「新規受付終了済みの旧プラン」が記載されている場合、現契約者として引き続き利用できているのは大きな価値があります。

東京電力「電化上手」は2025年4月1日に値上げと「全電化住宅割引(5%)」廃止が実施されており、以前ほどの優位性はなくなっていますが、それでも現行のスマートライフプランへの切替で月額が増えるケースが多いとされています。エコキュートで深夜にお湯を沸かす生活パターンが定着している場合、旧プランの恩恵は大きいです。明細書のプラン名を確認して、上記のような旧プラン名が記載されている方は、安易な見直しは避けるのが安心です。

ケース② 月の電気使用量が極端に少ない方

月の電気使用量が100kWh未満の方(出張や旅行が多い、別荘的な利用、シニア単身世帯など)は、規制料金の従量電灯A・Bの第1段階単価が安く設定されているため、乗り換えで節約できる金額が小さいことが多いです。

とくに西日本の最低料金制エリア(関西・中国・四国)では、一定使用量まで最低料金で済むため、使用量が少ない世帯ほど旧プラン(従量電灯A)が有利になりやすい構造です。新電力の中には基本料金0円のプランもありますが、電力量料金単価が割高に設定されているケースもあります。シミュレーションして「年間で数百円しか変わらない」場合は、解約金リスクや手続きの手間を考えると、現状維持が無難です。

ケース③ 燃料高騰局面で安定を求める方

大手電力の規制料金(従量電灯B/C/A)は、燃料費調整額に上限が設定されています。燃料価格が大きく上昇しても、上限を超えた分は電力会社が負担する仕組みです。

一方、ほとんどの新電力や自由料金プランには上限がありません。通常時は新電力の方が安くても、燃料高騰時には逆転することがあります。「電気代の予測可能性」を重視する方には、規制料金の継続が向いています。

ケース④ 高齢の親世帯(実家)

離れて暮らす高齢の親が大手電力を継続している場合、子ども世代が「もっと安いところに乗り換えてあげよう」と動くのは慎重に判断したいところです。

理由は3つあります。1つ目は、高齢の親は使用量が比較的少なく、節約額が小さい傾向があること。2つ目は、料金プランの変更や請求書の見方が変わると、本人が混乱しやすいこと。3つ目は、トラブル時の連絡先が変わると、親が対応に困る可能性があることです。

家庭科パパの考えでは、実家の電気代見直しは「数百円〜千円程度の節約のために、本人の安心感を犠牲にしない」というスタンスでいいと思います。電話勧誘や訪問販売で勝手に切り替えられるトラブルにも要注意です。

訪問販売・電話勧誘に要注意:「今より安くなる」「キャッシュバックがある」と説明されて、よく分からないまま契約してしまうトラブルが後を絶ちません。家庭科パパの実家まわりでも、電力会社を名乗る訪問販売が定期的に来る話はよく聞きます。電話・訪問で勧誘された契約は、一旦持ち帰って公式サイトで条件を確認してから判断しましょう。万が一トラブルになった場合は、契約書面を受け取ってから8日以内ならクーリング・オフが可能です。
家庭科パパの本音:固定費削減のサイトを運営している身として、本来なら「全員乗り換えるべき」と書きたいところです。でも、上記4ケースに当てはまる方が乗り換えると損をする可能性が高い。冷静に判断軸を持って、自分のケースに合う選択をしてほしいと思います。

ライフスタイル別|電気代見直しの選択肢の詳細

記事冒頭で紹介したサービスについて、ライフスタイル別の選び方をもう少し詳しく整理します。それぞれ性格が違うので、自分の生活スタイルに合うものを選んでください。

ここまで読んで、「自分は乗り換えるべきかどうか」はある程度見えてきたと思います。ただ、実際にどれくらい安くなるかは、お住まいのエリア・使用量・現在のプラン・通信キャリアによって大きく変わります。電気代は比較した人だけが状況を把握できる構造なので、まずは1分のシミュレーションだけ済ませておくと、判断がぐっとラクになります。

電気代は毎月かかる固定費です。同じ使い方でも、契約しているプラン次第で年間の支払い総額に差が出ます。シミュレーションは無料で、数分で終わります。「申し込みしたらすぐ契約しないといけないのでは」と思われがちですが、シミュレーションはあくまで比較のための機能で、結果を見て「今のままでいい」と判断するのも一つの選択です。その場で契約する必要はないので、まずは現状を把握するところから始めてみてください。

タイプ別の目安:使用量が多い3〜4人家族なら、候補になりやすいのがオクトパスエナジー。複数業者を見比べたいならエネチェンジ。ドコモのスマホ・dカードを使っているならdポイント還元のドコモでんき。SoftBank・ワイモバイルユーザーならセット割があるおうちでんき。au・楽天を使っているならそれぞれauでんき・楽天でんき。最適なプランはお住まいのエリア・現在の契約状況で変わるため、シミュレーションで確認するのが確実です。

解約金が気になる方へ:解約金が設定されているプランでも、乗り換えで節約できた分が半年〜1年程度で解約金を上回るケースもあります。月額の節約額だけで比較せず、1年単位のトータルコストで考えると判断しやすいです。
申込前のセルフチェック:本記事の「乗り換えない方が得な人もいる」セクション(オール電化旧プラン契約者・使用量100kWh未満・燃料高騰時の安定重視・高齢の実家)に当てはまる方は、乗り換える前にもう一度シミュレーションしておくと安心です。

切替手続きの流れと注意点

新電力への乗り換えは、思っているより簡単です。ただし、知らないと損をするポイントもいくつかあります。手続きの流れと注意点を整理しておきましょう。

手続きの流れ|申込から切替まで2週間〜1ヶ月

電力会社の乗り換えは、新しい会社の公式サイトからWeb申込するだけで完結します。具体的な流れは以下の通りです。

  • 1新しい電力会社の公式サイトから申込(検針票の情報が必要)
  • 2新会社が現在の電力会社へ解約手続きを代行(自分で連絡する必要なし)
  • 3スマートメーターが未設置の場合は、無料で交換工事(立ち会い不要)
  • 4次回の検針日から新会社の供給開始

申込から切替完了まで、通常2週間〜1ヶ月程度です。引越しに合わせて切り替えたい場合は、引越しの2週間前までに申込んでおくとスムーズです。

電気の品質・停電リスクは変わらない

「新電力に変えると停電が増えるのでは」と心配する方がいますが、これは誤解です。電気を実際に送配する設備(電線・変電所など)は、地域の一般送配電事業者(東京電力パワーグリッド、関西電力送配電など)が一元管理しています。

つまり、契約する電力会社が変わっても、送られてくる電気そのものは同じ。停電リスクや電圧の安定性も変わりません。万が一、新電力会社が撤退した場合でも、すぐに電気が止まるわけではありません。地域の大手電力会社などが一定期間電気を供給する仕組みがあります。ただし、契約条件が変わる可能性はあるため、撤退時の案内は必ず確認してください。

解約金・契約期間の縛りを必ずチェック

乗り換え前に必ず確認したいのが、契約期間の縛りと解約金の有無です。プランによっては以下のような条件があります。

大手電力の規制料金 | 縛りなし
契約期間の縛りなし・解約金0円。
オクトパスエナジー | 縛りなし
契約期間の縛りなし・解約金0円。
ドコモでんき | 縛りなし
契約期間の縛りなし・解約金0円。
おうちでんき | 条件は要確認
エリア・契約時期・プランにより契約期間や解約時の費用が異なる場合があります。申込前に公式サイトで最新条件を確認してください。
一部の新電力 | 縛りあり
1〜3年の契約期間付き。解約金は数千円〜1万円程度のことがある。

※2026年時点の代表的な傾向。詳細は各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

「電気料金が安くても、解約金で相殺されて意味がなかった」というのは新電力で起こりがちな失敗です。乗り換え前に契約期間と解約金は必ずチェックしてください。

要注意:訪問販売や電話勧誘で「今より安くなる」と説明された電力会社の契約は、慎重に検討してください。家庭科パパとしては、自分で公式サイトを見て納得してから申し込むのが安心です。万が一トラブルになった場合は、契約書面を受け取ってから8日以内ならクーリング・オフが可能です。

よくある質問(FAQ)

Q1|新電力に変えると停電は増えますか?

増えません。電気を送る設備は地域の送配電事業者が一元管理しており、契約する電力会社が変わっても電気の品質や停電リスクは変わりません。万が一新電力会社が倒産・撤退した場合でも、すぐに電気が止まるわけではありません。地域の大手電力会社などが供給を引き継ぐ仕組みがあります。

Q2|賃貸でも電力会社を切り替えられますか?

原則として可能です。電力契約は入居者が個別に行うものなので、大家さんや管理会社の許可は基本的に不要です。ただし、一部のマンションで「高圧一括受電契約」を結んでいる物件は、各戸ごとの切り替えができないケースがあります。検針票に管理会社や一括受電業者の名前が記載されている場合は、念のため確認してください。

Q3|スマートメーターが未設置でも切り替えられますか?

切り替え可能です。スマートメーターが未設置の場合は、新しい電力会社の申込手続きと並行して、地域の送配電事業者が無料で交換工事を行います。基本的に立ち会い不要・短時間(数十分程度)で完了します。

Q4|乗り換えで電気が一時的に止まることはありますか?

ありません。新会社への切り替えは検針日のタイミングで自動的に切り替わるため、停電のような一時的な供給停止は発生しません。古い会社の契約終了と新しい会社の供給開始は、事業者間で連携してシームレスに行われます。

Q5|オール電化住宅でも乗り換えるべきですか?

慎重な判断が必要です。「電化上手」「はぴeタイム」など旧オール電化プランを継続している方は、新プランや新電力への乗り換えで電気代が高くなるケースが多いとされています。エコキュートで深夜にお湯を沸かす生活パターンが定着している方は、まず現状維持を検討してください。乗り換える場合も、シミュレーションで実際の電気代を必ず比較することが重要です。

Q6|電気代の節約には乗り換え以外の方法もありますか?

あります。家電の使い方の見直し(待機電力カット、エアコン設定温度の調整など)、古い家電の買い替え、断熱対策(窓の断熱フィルムや内窓など)、太陽光発電や蓄電池の導入など、選択肢は複数あります。電力会社の乗り換えで節約できるのは月数百〜数千円程度なので、長期的には設備投資や使い方の見直しの方が大きな効果を生むこともあります。

まとめ|電気代の見直しは「自分のケース」から判断する

電気代の見直しは、「全員が新電力に乗り換えるべき」という単純な話ではありません。家庭科パパとしては、以下の流れで判断するのが第一歩になります。

  • 1検針票で現在の使用量・契約プラン・基本料金を把握する
  • 2世帯人数・通信キャリア・住宅形態から判断軸を決める
  • 3自分が「乗り換えない方が得な人」に該当しないかチェック
  • 4該当しなければ、ライフスタイルに合う2〜3社をシミュレーション
  • 5解約金・契約期間を確認して、納得したら申込む

使用量が多い世帯ではオクトパスエナジーが候補になりやすく、複数業者を見比べたい方はエネチェンジ。通信キャリアで選ぶなら、ドコモユーザーはドコモでんき、SoftBank・ワイモバイルユーザーはおうちでんき、auユーザーはauでんき、楽天ユーザーは楽天でんき。それぞれ役割が違うので、自分のライフスタイルに合うものを選んでください。

一方で、オール電化の旧プラン契約者・電気使用量が極端に少ない方・燃料高騰時の安定を重視する方・高齢の親世帯は、無理に乗り換えなくていいケースも多いです。「乗り換えない」も立派な選択肢の一つです。

▼ 電気代の見直しを始めるなら

ここまで読んで「自分は対象かも」と感じた方は、シミュレーションで現状との差を確認してみてください。結果を見て「今のままでいい」と判断するのも一つの選択です。電気代は毎月発生する固定費なので、月単位の差は小さく見えても、年間で見ると蓄積されていきます。記事冒頭で紹介したサービスを、目的別に再掲します。

① 料金・仕組みで選ぶ

👆 横にスクロールで確認できます

新電力
オクトパスエナジー

英国発・東京ガスとの合弁会社が運営

料金重視の方に。基本料金0円のプランや再エネ100%プランから選べ、月300kWh以上使う世帯では料金メリットが出やすい傾向。契約期間の縛り・解約金なしです。

→ 月300kWh以上使う世帯で、料金差が出やすい傾向

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比較サービス
エネチェンジ

電力会社比較サイト・キャッシュバック特典あり

まず比較したい方に。郵便番号と使用量を入力するだけで、対応エリアの電力会社を一覧比較できます。比較サイト経由の独自キャッシュバック特典あり。

→ 自分で複数社を比較して最適を選びたい方向け

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② 経済圏から選ぶ

👆 横にスクロールで4社を比較できます

ドコモ経済圏
ドコモでんき

NTTドコモ運営・dポイント還元と通信費セット

ドコモ利用中の方に。dポイント還元とスマホセット割が魅力。還元率はプラン・エリア・支払い方法により異なるため、公式条件の確認を。

→ ドコモのスマホ・dカードを使っている世帯向け

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SoftBank経済圏
おうちでんき

SoftBank・ワイモバイルユーザーの通信費まとめ

SoftBank利用中の方に。通信回線1回線につき月110円(3年目以降55円)が割引、最大10回線まで適用。家族で使っているほどお得感が出る仕組みです。

→ SoftBank・ワイモバイルを家族で使っている世帯向け

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au経済圏
auでんき

KDDI運営・Pontaポイント還元とau/UQセット

au利用中の方に。使用量に応じてPontaポイントが還元されます。au・UQ mobileユーザーなら、通信契約とあわせて確認しやすい場合があります。

→ au・UQ mobileを使い、Pontaを貯めている世帯向け

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楽天経済圏
楽天でんき

楽天エナジー運営・楽天ポイント還元

楽天利用中の方に。基本料金0円・一律単価のシンプルなプランで、楽天ポイントが貯まる・使えるのが特徴。市場価格の影響を受ける要素があるため、仕組みを理解して選ぶのが安心です。

→ 楽天経済圏でポイントを集約している世帯向け

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※2026年時点の傾向です。最新のプラン内容・料金・キャンペーンは各社公式サイトでご確認ください。

※本記事は2026年5月時点の情報をもとに作成しています。料金プラン・キャンペーン内容・解約金などの条件は変更される可能性があるため、最新情報は必ず各電力会社の公式サイトでご確認ください。本記事は特定のサービスへの加入を推奨するものではなく、読者の判断材料を整理するものです。
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この記事を書いた人

3児の父。「難しい」を「なるほど!」に変えるブログを運営中。

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